包丁を探していたはずなのに、気づけば候補にまな板や砥石まで並んでいる。切る作業は、刃の形、刃を受ける面、切れ味を戻す方法までつながっているからです。
初めて自分の道具を選ぶなら、まず主包丁と作業面から。手持ちを見直すなら、形と長さを変えるのか、切れ味だけを戻すのか。包丁とは別の仕事を任せたいなら、キッチンばさみも候補になります。
主包丁を選ぶなら、形・長さ・重心を見る
長いストロークで肉や大きな野菜を切りたいのに、手元の三徳では刃渡りが足りない。反対に、200mmの牛刀を持て余して、もう少し小回りの利く一本が欲しい。こうした不満は、研いでも変わりません。
三徳と牛刀の比較では、165mmの三徳、200mmの牛刀、180mmの三徳を並べました。刃の形だけでなく、約130〜175gの重量、オールステンレスか木柄か、手入れまで含めて候補を見られます。
切れ味だけが気になるなら、買い替える前に研ぐ
いまの刃渡りと柄が手に合っているなら、その一本を生かす方が話は早いことがあります。貝印の包丁の研ぎ方でも分けているように、簡易シャープナーは日常の補助として短く整える方法。砥石は、刃先の角度を自分で作り直す方法です。
シャープナーと砥石の比較では、三段式シャープナーと#1000砥石二つを取り上げました。欠けや変形がある場合は、家庭で追い込まず研ぎ直しへ出す、という境界も含めています。
まな板は、刃当たりと作業面をまとめて変える
包丁の切れ味に不満がなくても、板が滑る、傷が深くなった、切った食材を置く面が足りない。そんなときは、包丁より先にまな板を替える方が、いつもの下ごしらえを変えられます。
樹脂・桧・合成ゴムのまな板比較では、素材名のイメージだけでなく、表面の扱い、形、約460g〜1.1kgの重量、食洗機や乾燥方法まで見ています。
キッチンばさみには、包丁と違う仕事を任せる
鶏肉の筋や昆布、卓上での切り分け。包丁でもできるけれど、はさみの方が刃を当てやすい仕事があります。ここで見るべきなのは「包丁を出さずに済むか」より、刃の厚み、ギザ刃、ハンドル、研ぎ直しまで含めて、その仕事を任せられるかどうかです。
分解式キッチンばさみ3丁の比較では、無印良品、貝印、鳥部製作所を取り上げました。同じ分解式でも、価格差がどこへ使われているかを比べられます。
次に詳しく見る道具を決める
| 選びたいこと | 詳しく見る道具 | 次に読む記事 |
|---|---|---|
| 刃の長さ、形、柄、重心 | 包丁 | 三徳と牛刀を比べる |
| 刃渡りと柄は好きで、切れ味を戻したい | シャープナー・砥石・研ぎ店 | 研ぎ方を選ぶ |
| 刃を受ける感触、作業面、表面の手入れ | まな板 | まな板の素材を比べる |
| はさみの方が刃を入れやすい食材や作業 | キッチンばさみ | 分解式3丁を比べる |
主包丁を選ぶのか、作業面を変えるのか、手持ちの切れ味を戻すのか、別の刃物を足すのか。ここが決まれば、必要な比較へ早く進めます。