幅120cm、奥行60cm。数字だけなら、ノートPC一台には十分そうに見えます。ところが外部モニターを置くと、台座が奥を使い、キーボードが手前へ寄り、ノートを開く場所が横へ逃げます。
机の寸法は、部屋の空きだけでなく「画面の後ろから、自分の肘まで」で決まります。注文前に一枚の紙を床へ広げてみましょう。置きたい物が、そのまま答えを出してくれます。
60cmの天板から、画面台は何cm使いますか
奥行きは、三つに分けると測りやすくなります。
- 壁際から画面の表示面まで
- 表示面からキーボードまで
- キーボードから天板の手前まで
厚生労働省の情報機器作業ガイドラインでは、ディスプレイとの視距離はおおむね40cm以上とし、画面位置や向きを調整できることを挙げています。この40cmは天板寸法そのものではありません。モニターの台座が何cm前へ出るか、座ったとき目がどこに来るかで、必要な奥行きは変わります。
いま使っている画面を壁から適当な距離へ置き、いつもの位置にキーボードを置きます。手前に手首だけではなく前腕を休める場所が残るか。60cmの紙の上で試すと、カタログの数字が自分の机へ変わります。
120cmと140cm、増える20cmを何に使う?
幅は、左右に並べる物で決まります。ノートPCと一画面を重ねて使うなら120cmに収まることがあります。ノートPCを横へ開いたままにする、スピーカーを左右へ置く、資料を広げるなら、20cmの差が一つの置き場所になります。
同じMITTZONシリーズには、120×60cmと140×60cmがあります。ブランドを勧めるためではなく、奥行きを60cmのまま幅だけ増やしたときの差を、実在する寸法で考えるために並べます。
| 天板の目安 | 紙の上で試したい配置 | 増える余白の使い道 | 先に確認すること |
|---|---|---|---|
| 120×60cm | ノートPC+一画面、または一画面+小さな資料 | 一人分の入力面をまとめる | モニター台座と手前余白が同居するか |
| 140×60cm | 120cmの構成+横置きノートPC、資料、スピーカー | 横へ逃がす場所を一つ作る | 奥行き60cmで視距離が取れるか |
| 160×80cm級 | 複数画面+手書き面、奥行きのあるスタンド | 画面の列と作業面を分ける | 部屋の通路と椅子を引く場所が残るか |
MITTZONシステムのように160×80cm級まで選べるシリーズを見ると、増えた40cmの幅より、奥行きが60cmから80cmへ増える方が効く構成もあります。大きな画面を後ろへ置きたい、画面の前で紙を広げたい人です。
机の外に、椅子を引く場所も残しておきます
天板が部屋に入っても、椅子を引けなければ座るたび窮屈です。床へ紙を置くときは、机の外側も一緒に見ます。
- 壁と天板の間に、巾木や配線が入る奥行き
- 天板の後ろに、モニターアームのクランプを挟む余白
- 椅子を引き、横から出入りできる床面
- 引き出しや扉を開ける方向
ここで部屋の通路が消えるなら、天板を一段小さくするか、画面の台座をアームへ替えて奥行きを取り戻すか、選択が分かれます。モニターアームの選び方では、対応重量、VESA、天板の固定面を順に確認できます。
紙で作った天板が、そのまま注文サイズになります
新聞紙、梱包紙、マスキングテープで、候補の天板を実寸にします。モニターの代わりは、台座と同じ大きさの箱で構いません。キーボード、ノートPC、よく使うノートを置き、椅子を引いて座ってみます。
一度目は120×60cm。横が足りなければ140×60cmへ。画面との距離と手前の作業面がぶつかるなら、幅より先に80cm級の奥行きを試します。
この順なら「大きい方が安心」ではなく、増えた面積を何に使うかまで決めて注文できます。机全体の見直し方から始めたいときは在宅ワークのデスク環境へ。高さも日によって動かしたいなら、次に電動昇降デスクの選び方をどうぞ。