鮭の切り身をもう一枚置くと重なる。28cmなら広そうだけれど、今度はシンクや収納に収まるか気になる。24cm・26cm・28cmで迷ったら、人数ではなく「普段の食材が平らな底へ重ならず並ぶ最小サイズ」から考えてみましょう。
先に目安をまとめると、24cmは必要な食材が収まり、外寸と重さを抑えたいとき。26cmは24cmでは配置が窮屈でも、28cmほどの幅が要らないとき。28cmは広げる面が実際に必要で、コンロ、シンク、収納、1.31kgの空重量まで受け入れられるときの候補です。いまのフライパンで困っていないなら、買い替えない判断も残ります。
人数より、重ねず焼きたい食材を並べます
まず、よく一度に焼くものを思い浮かべます。切り身、餃子、ハンバーグなどの輪郭を紙へ写して切り、いま使っているフライパンの平らな部分へ並べてみてください。余裕があるなら同程度の底面で足り、重なるなら必要な方向へ何cm広げたいかを測れます。
24cmや26cmという数字は、上部の内径です。側面が立ち上がるため、食材を平らに置ける底面はそれより小さくなります。同じ呼び径でも底面径は製品ごとに違うので、下の図は商品仕様ではなく、同じ型紙で比べる手順の概念図です。
候補品の底面径が公表されていなければ、店頭で平らな範囲を測るか、メーカーへ確認します。上部の直径だけで「4個入る」と決めないことが、サイズ選びの最初の分かれ目です。
直径に、ハンドルと収納の余白を足しましょう
円が決まっても、台所へ収まらなければ主力にはなりません。購入前に次の四か所を測ります。
- コンロ: 加熱面の指定と、隣の鍋を同時に置く余白
- 収納: 本体の幅だけでなく、固定ハンドルを含む全長と扉の動線
- シンク: 底を水平にして洗える幅と、蛇口へぶつからない高さ
- 食洗機: 使うなら、かごへ入れたときに回転ノズルやほかの食器を妨げないか
熱源はフライパン側の「IH対応」だけで終わりません。コンロの取扱説明書で使える底径や、加熱面からはみ出せる範囲も照合してください。隣の鍋をよく使うなら、天板に紙や段ボールで候補の円を置くと干渉を確かめやすくなります。
同じシリーズなら、2cmの代わりに増えるものが見えます
サイズ以外の条件をなるべく揃えるため、ティファール「IHハードチタニウム・アンリミテッド」の固定ハンドル3型番を基準にします。これはブランドの優劣を示す3選ではなく、直径を2cmずつ増やしたとき、外寸と重さがどう動くかを見る仕様例です。
| 型番・サイズ | 幅×全長×高さ | 深さ | 満水容量 | 空重量 | 対応熱源 |
|---|---|---|---|---|---|
| G26504・24cm | 25.6×43.4×8.9cm | 5.7cm | 2.5L | 1.05kg | ガス・IHなど |
| G26505・26cm | 27.7×45.3×8.8cm | 5.7cm | 2.9L | 1.16kg | ガス・IHなど |
| G26506・28cm | 29.8×47.4×8.6cm | 5.7cm | 3.4L | 1.31kg | ガス・IHなど |
2026年10月6日に確認した公式仕様です。24cmから26cmでは幅が2.1cm、全長が1.9cm、空重量が110g増えます。26cmから28cmでは幅と全長が各2.1cm、空重量が150g増加。24cmと28cmの差は、幅4.2cm、全長4.0cm、空重量260gです。
三つとも深さは5.7cmですが、公式商品ページには平らな底面径が掲載されていません。つまり、この表だけで食材が何枚並ぶかは確定できません。仕様表で台所と重さの候補を絞り、底面は現物確認へ残します。
24cmは、収まる量を軽い側へ寄せたいとき
24cmのG26504は、幅25.6cm、全長43.4cm、1.05kg。三つの中で外寸と空重量を最も抑えられます。よく焼く食材の型紙が実際の底面に収まり、隣の鍋や収納の余白を優先したいなら、最初に確認するサイズです。
小さいから一人用、と人数で決める必要はありません。少量を複数回焼くのが苦にならないか、一度に並べたい量が収まるかで判断します。
型番一致の購入前確認: ティファール公式オンラインストアでG26504を見る。24cm、G26504、使う熱源をカートへ入れる前にもう一度確認してください。
26cmは、24cmで重なる一枚だけを逃がしたいとき
26cmのG26505は、幅27.7cm、全長45.3cm、1.16kg。24cmから空重量を110g増やし、呼び径を2cm広げる中間です。24cmの底面ではいつもの食材が重なる一方、28cmの外寸までは要らない場合に残ります。
「迷ったら26cm」ではなく、24cmで足りない配置が26cmの現物底面なら解消するかを見ます。解消しないなら中間を選ぶ理由はなく、24cmか28cmへ戻る方が判断は明確です。
型番一致の購入前確認: ティファール公式オンラインストアでG26505を見る。26cm、G26505、使う熱源を照合します。
28cmは、広げる面と4cm長い外寸を交換できるとき
28cmのG26506は、幅29.8cm、全長47.4cm、1.31kg。24cmと比べて本体幅は4.2cm、全長は4.0cm、空重量は260g増えます。食材を重ねず置くために28cmの実物底面が必要なら、その差には意味があります。
反対に、増えた面を普段使わないなら、洗う場所と収納だけを大きくしかねません。コンロ上で隣の鍋を置く位置、シンクで返す向き、収納時のハンドル先端まで確認してから残しましょう。
型番一致の購入前確認: ティファール公式オンラインストアでG26506を見る。28cm、G26506、使う熱源を照合します。
空の重さを、洗う動作で確かめます
持ちやすさは数字だけでは決まりません。ハンドルの角度、手の大きさ、シンクの高さでも変わります。店頭で試せるなら、空の状態で次の動きをゆっくり行います。
- コンロから持ち上げる高さまで上げる
- 皿へ移すつもりで少し傾ける
- シンクで底を洗う向きへ回す
- 収納位置まで運ぶ
実際の調理では、ここへ食材の重さが加わります。空で手首に負担を感じる候補は、広さが魅力でも毎日の一枚から外す方が自然です。店頭で動かせない場合は、同じ重さの水入りボトルなどを自宅で持ち、片手だけで無理をしない範囲を確認できます。
最後は型番まで合わせて、検索一覧を出ます
購入前は「26cm」だけで探さず、シリーズ名と型番まで一致させます。同じ直径でも、浅型・深型、固定・着脱ハンドル、材質が変われば、底面、外寸、重量、手入れも変わるためです。
- 24cm: 食材が底面へ収まり、25.6cm幅・43.4cm全長・1.05kgを選びたい → G26504を確認
- 26cm: 24cmで重なる配置が解消し、27.7cm幅・45.3cm全長・1.16kgが収まる → G26505を確認
- 28cm: 広い底面が必要で、29.8cm幅・47.4cm全長・1.31kgを受け入れられる → G26506を確認
- どれも合わない: 深型、着脱式、別シリーズを同じ手順で測る。既存品で足りるなら買わない
材質や毎回の手入れがまだ決まっていないなら、先に加工・鉄・ステンレスの違いを比べると、サイズと材質を混ぜずに選べます。鍋との役割が重なっているなら、必要な仕事から鍋とフライパンの数を決めるところへ戻ってみましょう。
この記事では公開仕様を比較しており、実物での調理、熱むら、耐久性、持ちやすさは評価していません。食材の配置、台所の実測、空の持ち上げ動作を最後に重ねると、直径の数字だけでは決まらなかった一枚を選べます。